最近は主演映画公開の関係か、安田顕さんがよくテレビに出て、楽しい気持ちです。
何度か書いていますが、
安田剛助というペンネームは、
彼の苗字と彼が過去舞台で演じた役名をくみあわせたものです。
「館シリーズ」の島田潔と同じ名づけかたですね。
ペンネームをつけるにあたってなんらかの理由づけがほしかったものですから、
好きなものにまつわる名前にしようと決めたわけです。
そして後に、「館シリーズ」の著者たる綾辻さんが、
「ちゃんと考えて名前をつければよかった」とおっしゃっているように、
僕もちゃんと考えて名前をつければよかった、と後悔しております。
具体的には「あ」から始まる名前にすればよかったと思います。
なぜなら、本屋さんの本棚はたいてい著者名で五十音順に並べられているからです。
目的もなく、なんとなく本棚をながめる場合、「あ」から見始めることになります。
そしてこういうとき、最初のほうは丹念に注意ぶかく見るのですが、
だいたい「さ」くらいになると流し見に、
「や」になんかなろうものなら電車の窓から景色を見るがごとき眼球の動きです。
じっさいなんとなく、
本屋さんでの「阿刀田高」や「綾辻行人」の文字は印象に残っている。
……ような気がします。
ただファンだからだろう、というのはおいといて。
そこで、いっそのこと、安田剛助を「あす田剛助」と改名するのはどうでしょう。
「ああ田剛助」ならなおよし。
「あああ剛助」なんかもう最強、「ああああ助」になるともう助けを求める悲鳴のようだし、
「あああああ」にした日には、
雑に名前入力されてしまったRPGの勇者みたいになりますね。