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1月10日

また新しいアニメが始まる季節がやってきました。
今期は日常系とミステリのアニメが少ない気がします。
一時期、あれだけの権勢をふるっていた日常系アニメがです。
そもそもミステリは覇権争いに参加していた記憶がないのでよいのですが
(彼はなんかたまに話題になる、広島カープ的な存在)、
代わりに、近未来を舞台にしたSFっぽいバトルアニメが増えてきました。
日常系とミステリが好きな僕は、少し悲しい気持ちです。

バトルものは面白く、それゆえに心乱されるところが苦手です。
たとえば、近未来。特殊能力者がつどう学校があります。
そこには能力者のなかにあって唯一、無能力で入学した落ちこぼれの少年がいます。
無能力ゆえに虐げられる日々ですが、ヒロインが危機に晒されたとき、
彼がじつは誰より強力な能力を有していることが判明し、
その特殊能力を発動させてヒロインを救うのです。

この物語は、
普段、主人公が虐げられていれば虐げられているほど、
ヒロインの危機が切迫すれば切迫するほど、
クライマックスの開放感が面白さにつながるしくみになっていると思うのですが、
僕くらいになると虐げられたくないしヒロインも危機に陥ってほしくありません。
虐げられると悲しいし、ヒロインが危機に陥ると焦るからです。
なんでそういうことするの? ひどいじゃん。ひどいじゃん。
ってなります。

その点、日常系やミステリは負の感情をいだかせません。
抑圧からの解放をストーリーの基軸においていないからです。
基本的には、文化祭の準備をして文化祭をする。事件がおきて解決する。
それだけです。心乱さず、安心して見ていられます。
昔は僕もこうではなかったのですが、なんでしょうか。
歳をとったということでしょうか。
子供のころ、おじいさんやおばあさんが何度も同じ落語を聞くのを見て、
どうしてオチを知っているのにそんなに笑えるのだろう、
と思ったことがあるのですが、
なんか、いきつく先はそこなのかな、と思います。
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