うちの愛猫、きづちがかわいすぎる。
この子はうちにやってきて幸せなのだろうか、
もっとお金持ちの家にもらわれたほうがこの子のためだったのではないかと、
寒くて気圧の低い日なんかに思ったりするけれど、
一方でうちには、きづちにたいしてプレゼンできるところもあり、
それは飼い主が在宅勤務の自営業で、そのうえ外出嫌いだというところである。
いつでも一緒にいて、要求があれば即時かまってあげられる。
それがうちの強みで、
きづちにしてあげられる数少ないことのひとつだと思った。
それでうちに来て二年間、なにかにつけてかまいたおしたからか、
彼は今、「人間にかまわれるのは当然」と思っているようだった。
そのさまがすごくかわいい。
「かまわれるのが当然」と思っているきづちは、
かまってほしいときにどうするか。
鳴いたり暴れたり、すり寄って甘えたりといったことはしない。
人間の肩をたたくのだ。
椅子に座っている人間に向かって前足を伸ばし、一瞬、肩にふにっと触れる。
一瞬でいい。
何故なら、「かまわれるのは当然」なので、
もし人間が、自分がここにいることに気づいているのであれば、
既にかまわれているはずなのである。
つまり、いま「かまわれていない」のは「気づかれていないから」であり、
かまわれるためには、自分がここにいることを気づかせるだけでよい。
そのために肩をたたく。
「かまって~」という催促のためではない。
気づかせるためだ。
一瞬だけ肩に触れ、人間の反応を確認する間もなくすぐに背を向け、
玩具箱へ向かう。
その後ろすがた、かわいい。
しばらく歩いたあと、
「あれ? ついて来てない? なんで?」と
不思議そうに振り返る顔もかわいい。
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