三話目を読んで頂いた方は、ありがとうございます!
三話目を読む気がないのにあとがきを展開した方、
とは云いつつも、僕もその気持ちがわかります。
読んだ事のない漫画や小説でも、著者があとがきを書いていれば僕も読んでしまう性質です。
以前、何かで書いた記憶があるのですが、僕はあとがきが好きです。
あとがきから興味を持ち、本編を読み始めた事もあります。
このあとがきが、本編への興味に繋がれば幸いだなあ、と思います。
三話目では、先だって、桐子を退場させました。
こう云ったトリッキーなキャラクターは好きです。
彼に限っての事ではないのですが、本編では描けなかった設定が多々あります。
いずれ彼を主人公にして漫画を書くような機会に恵まれれば、
その設定も生きると云うものです。
いずれ。
しかし思い入れが深いとは云え、人を殺したにも関わらず、
終始、ひょうひょうとしていられると癪なので、無様に殺しました。
殺人鬼は人間的に未熟で幼稚であるべきだと思いました。
頭がよく本当に格好いい人は、人を殺さないからです。
また、今話は一部、実体験を参考にしています。
いえ、閉鎖空間に閉じ込められた事はありません。
妻も殺されていません。妻はいません。まだいません。いずれ出来る事でしょう。
いずれ。
体験したと云うのは、警察の捜査に関してです。
実際には、体験したと云える程ではないのですが、
高校生の時、学校の近所で凶悪な殺人事件が発生しました。
その際、警察が捜査の為、
「犯行があったその日その時間、早退や欠席をした生徒がいるかどうか」を
高校に訊ねるのだと知りました。
刑事が校門前に立ち、幾人か生徒を捕まえては話を聞いていた、とも聞きました。
結局、犯人は逮捕され、学生ではなかったわけですが、
事件発生から犯人逮捕までの時間を考慮した時、
警察はある程度、初めから犯人に目星をつけていたと思うのです。
それでも、ほんの少しだけでも可能性がある限り、どんな事でも調べるのでしょう。
「in THE ROOM」でもそうですが、
多くの創作物では都合上、警察はまるで無能であるかのように描かれますが、
けっしてそんな事はないのです。
三話目で、設定の開示をほぼ全て終えました。
これまで現状と過去の話ばかりしていましたが、
四話目から「これからどうなるのか、どうするのか」と云う話になります。
トリッキーな桐子がいなくなってしまいましたが、
彼に代わり、螺子巻がぐるぐるし始めます。
四話目もどうぞ宜しくお願いします!
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