眼鏡を買いました。
以前、かけていた眼鏡は、
つるの部分がもう金脈を見付けたダウンジングかと云うくらい開いちゃっていたので、
ああなってはよほど顔の幅が広い人でないとずれない事はないでしょう。
ずれてしまって仕様がないので、それで眼鏡を買いに出かけたのです。
京都に住んでいるので、眼鏡を買うには河原町がよいでしょう。
河原町とは通りの名前で、京都で有数の繁華街になっています。
「占星術殺人事件」では御手洗君が
「京都らしくなくて評判が悪い場所」と云っていましたが、
買い物をするにはそこが一番です。
ところで、四条通から寺町通に入って商店街を歩いていると、
我が目を疑うものに遭遇しました。
何を阿呆なと思われるかもしれませんが、僕が見たのは、確かに叡山電車でした。
叡山電車がレールも引かれていない商店街を走り、僕の鼻先をかすめて過ぎて行ったのです。
あれは夢だったのでしょうか。
日中に、それも歩きながら夢を見るなんて、
阿呆の血がしからしむるところなのでしょうね。
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