最近の若い学生を中心に、
副詞に「鬼」と云う言葉を用いるのが流行しています。
例えば、「鬼強い」と云うような使い方をします。
この場合、「鬼のように強い」と云う意味になるのですが、
それはもう恐ろしく強いのでしょう。
鬼ですから、その強さたるや最悪の結末、バッドエンドに染まります。
白紙の未来も黒く塗りつぶすオニ。
転じて、「とても」の上位級として用いられているようです。
「鬼」と云う言葉は、副詞として振り切れ過ぎだと思います。
前述の通り「とても」と云う副詞も同じ意味ですが、
英文法の比較で云う原級のようなものです。
「鬼」は勿論、最上級に当たります。estです。ベギラゴンです。
では比較級に相当する副詞も必要であると思うのです。
ベギラマも必要ですよ、と云う事です。
本当にすごいのだけれど、あまりにすご過ぎないもの。考えました。
「県大会ベストエイト」。
どうでしょうか。
これからは「とても」よりもすごくて「鬼」よりもすごくない事を表現したい時、
「県大会ベストエイト」と云ってください。
県大会ベストエイト強い。県大会ベストエイト恰好いい。
このラーメン、県大会ベストエイト美味しくない?
市大会で優勝したんだって? それは県大会ベストエイトすごい事だね!
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