「陰陽師系」が好きです。
「陰陽師系」とは創作物におけるジャンルの一つで、僕の脳内でのみ使われる言葉です。
今、作りました。しかしうっかり使っても、何となく伝わる気がします。
要するに、
圧倒的な力を持つキャラクターが登場し、読者の理解を超える方法で事件を解決する話、
僕はこれをさも以前から皆に親しまれている言葉かのように、
勝手に「陰陽師系」と云っているのです。
圧倒的な力を持つキャラクターとは、
「陰陽師」の安倍晴明や「化物語」の忍野メメ、
あとシャーロック・ホームズなんかもそうだと云えますね。
何が好きって、
大抵の場合、一篇くらいは彼らの力を持ってしても解決出来ない話があります。
その解決出来ない理由と云うのが、
あまりよくわからないところとかが好きです。
きっと陰陽道的に色々あるのでしょう。
しかし傍から見ている限り、出来る事と出来ない事の線引きがよくわかりません。
その感じが、たまらなく好きです。
「お前、妖怪になりかけている女性を救えないのに、この前、人を生き返らせてなかった?」
と云う気持ちになります。
「陰陽道はよく知らないから、いいんだけれど。そう云うものか」
「何だ、疑うのか」
「いや、決して疑うわけではない」
「ならば、ついて来るか」
「いいのか」
「いいとも」
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
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