先日、PS4用ソフト「CONTROL」をクリアしました。
「CONTROL」とは、
超常現象・異世界にまつわる問題を
管理・コントロールしている秘密機関「操作局」を舞台とした
アクションアドベンチャーゲームです。
「操作局」はニューヨークの一画にある
いかにもニューヨーク然とした素敵な高層ビル・通称「オールデスト・ハウス」を
本部としているのですが、
この「オールデスト・ハウス」、
実はゲーム開始当初から
異世界の脅威に汚染されて内部はすっかりコントロールを失っており、
主人公はその脅威を排除し再びコントロールを取り戻すべく奔走する、
というストーリーです。
「CONTROL」とちょっと検索をかけて調べれば、
「超能力を駆使した戦闘が爽快!」みたいな操作性にまつわる点を
セールスポイントとしているようで、少し不満です。
たしかに戦闘は爽快感があって楽しいのですが、
このゲームの一番の面白さはその世界観にあると思います。
有名な共同創作コミュニティサイト「SCP」に強く影響を受けていて、
登場する不思議なアイテムや起こる超常現象がとても面白くてわくわくしました。
ここです! ここなのです!
瞬間移動しながらついてくるアヒルの人形、
誰かが見ていなければいけない冷蔵庫、
増え続ける箱時計、
引っ張ると(おそらく)存在しないモーテルに瞬間移動させられる電気の紐、などです。
わくわくしますね!
しませんか?
アヒル消えた~! 鳴き声聞こえる~どっかいる~~! ってなりますよ。
プレイしたら。
実際にアイテムに遭遇して対処しなければならない事もありますし、
局内に散乱する資料(収集品)に記述があるだけの事もあり、
しかもそれらの資料は機密書類という設定なので
ところどころ黒塗りで読めないようになっており、
そういうのを拾い集めて読んでは
難解なストーリーや不合理で謎の残る余白部分に思いをはせるひとにこそ
向いているゲームなのであって、
爽快な戦闘・アクションだけを求められると
「なんだこれ意味わかんない!」「面倒くさい!」
って思われて終わっちゃうんじゃないでしょうか。
心配です。
とにかくこの「CONTROL」は、
心のなかにたしかにある「大人になってやったゲーム部門」の殿堂入りを果たしました。
ありがとうございます。
ほかに殿堂入りを果たしたゲームに、
「バットマン:アーカム」シリーズ、
「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ワイルド」などがあります。
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